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手術の実績と内容

痔ろうと手術の説明

痔ろうの手術に際しては、肛門の筋肉の強さを調べる肛門機能検査を手術前に行い、肛門の部位ごとの筋肉の強さを検討し、更に肛門超音波検査等で痔瘻の走行、状態も客観的に判断し根治性を保ちながら肛門のしまりを温存する最適な治療を選択します。

肛門周囲腫瘍

CRYPTを入り口とする肛門腺や切れ痔から感染を起こし、膿が溜まった状態です。

通常、皮膚のすぐ下まで膿が溜まってきて、肛門の周りが腫れてきます。

表面は少し赤みがあることが多いく、かなり痛い事が多いですが、表面の変化がなかったり、痛みがなく違和感だけだったりする事もあります。

自然に皮膚が破けて、膿が出てくる事があります。

膿がでると痛みがおさまります。

自然に破けない場合は、切開して膿の出口を作ってあげる事が必要です。

膿が出て痛みが取れても痔ろうになり、今後、繰り返したり、複雑痔ろうになったりする事があるので必ず肛門科を受診して下さい。

痔ろうの入り口の解剖

痔ろうの入り口の解剖

痔ろうの入り口になる肛門腺は、肛門陰窩というへこみからつながっています。

肛門腺は、内括約筋と外括約筋の間まで伸びている事が多く。

その部分で原発巣をつくる事が多いです。

痔ろうのでき方

痔ろうのでき方

上のような経過をとらず、奥に膿が溜まったり、肛門、直腸に膿が出たりする事もあります。

痔ろうの種類

痔ろうの種類

痔ろうは、肛門周囲膿瘍が形成された後に、膿瘍が小さくなってできてくる事が多いですが、膿瘍の時期がはっきりせず、いつの間にか痔ろうになっている事も間々あります。

痔ろうの出口が開いている場合もあれば、閉じている場合もあり、さまざまです。

症状としては膿が時々出るケースが多いですが、違和感だけであったり、出血だけであったりする事もあります。

痔ろうの手術

開放術

通常行う手術法だが、痔瘻の部位、深さによっては変形、肛門機能の低下があるため
選択できない事がある。

解放術

くりぬき法

肛門機能は温存され、治癒も早いが術後の再開通の危険性がある。

くりぬき法

シートン法

根治性は高く、肛門機能も温存されるが治癒に時間がかかる。

シートン法